私が離婚を決めた瞬間
私が離婚したのは今から14年前、結婚して子供が産まれてからちょうど1年後のことでした。
離婚を決意する決め手となったのはずばりお金ですが、今思えば、給料日に給料を全て落としてしまったからお金を貸してくれ、と言ってきたり、クレジットカードが作れないなど、出会った頃からお金絡みのことでおかしい点がいくつかありました。
それでも当時は、父親はギャンブル三昧、母親はアルコール依存症という不憫な境遇で育ってきたという話を聞いていたので、同情はしても疑う気持ちは全くなく、まさか結婚後、自分がお金で苦労させられるなどこれっぽっちも考えていませんでした。
結婚後、しばらくは問題ありませんでした。
問題が起きたのは子供が産まれて数ヶ月経った頃、突然家に旦那宛に借金の取り立ての電話がかかってくるようになったのです。
当然私は訳がわからないし、旦那に聞いても知らないと言います。
夕方、勤めを終えて家に帰ると、必ず留守番電話に複数の闇金業者からのメッセージが入っていて、その件数は日に日に増えていきました。
極めつけは、私の父親の携帯電話にまで取り立ての電話が行ってしまったことです。
闇金業者は、私の父親に、お金を返さないと、今度は会社に電話すると言ったそうです。
その後、離婚することになりました。